12月にあえなく断念した土壁塗り、凍る心配もなくなったので、いよいよです。
荒壁塗りなので、左官屋さんでなくても大丈夫ということで、塗れる大工さん、設計のO君、総動員です。多摩美の学生の女の子も朝5時起きで駆け付けてくれました。 まずは、寝かせていた土を、練り直します。 家の旦那は、ちょうど忙しい時期で、一日目は休めず、午前中ちょっとしか参加できないので、 前もって、一回練ってはいたのですが・・・・。 新しい藁を足して、水を加え、耕耘機で練った後、手でさらに練ります。 凍ってはいないとは言え、冷たい土に、躊躇なく素足で入って行く彼等には、頭が下がります。写真の彼は、我が家の棟梁ですが、一日中、この中で練っていました! 藁が足りなくなり、急遽、調達。 短く切る仕事は、私の仕事となりました。 遠くに写っている、藁を10時から、5時まで藁きりで切り続けました。 まずは、内側から塗り始めました。 10時、3時、お昼、職人さんモードで、仕事が進んでいきます。これって、大切な時間割りだ!! お昼には、味噌汁を用意しました。 彼等は、皆、30代くらいの若い職人さんですが、 こういう伝統工法の家を建てようというだけあって、みんな、勉強してるし、イイ仕事します。 なにより、仕事が好きで真面目に取り組むな姿は、清々しいです。 夜、旦那が、若い助っ人を連れて帰るので、私は、少し早めに帰りました。 2日目は、 旦那が連れて来た彼と、3人で現場に。 彼は、土練りして、バケツに土を入れ、運ぶ仕事を一手に引き受けて、良く働いてくれました。 壁塗りと言うと、コテで土を壁に塗り込む場面ばかり思い浮かべてしまうのですが、 実は、土をいい具合に練るのが、大変な作業なんです。 運ばれた土を、舟に入れて、才取棒(さいとりぼう)で練りそれをすくって、塗り手に渡す。 私は、旦那に付いて、もっぱら、その役でした。 胸の筋肉が筋肉痛です!! 2日の予定でしたが、結局、3日かかりました。3日目は、人数が少なかったけど、旦那のお父さんも手伝いに来てくれました。 日暮れには何とか、塗り終え、ビールで打ち上げました。 この日は、外の塗ったあとの端の部分の修正や、柱に付いた土を拭いていたので、足場からの写真も撮れました。 ほぼ、塗り終えた頃。もう、日が暮れようとしています。 家らしくなりました。壁の色は、乾くともう少し白っぽくなるでしょう。 自分の仕事に愛情と誇りを持って働く人たちと一緒に働いて、 身体は、かなりきしんでいるものの、有意義な3日でした。 彼等が作る家を選んで、ほんとによかった。
by madokae
| 2006-03-09 20:00
| 伝統工法の家づくり
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