薔薇の咲く時期と、梅雨が重なるのは、悲しい。 せっかく咲いた花も、ゆっくり眺められないし、短い命が、余計短くなるもの。 我が家は、山と川に挟まれた土地柄、湿度は高いし、日照時間も少ないので、薔薇にとっては、よい条件とは言えない。 基本的に、私の庭は、シェードガーデン。 こう、胸を張って言えるようになるには、かなりの時間と経験と出費が費やされたと思う。 誰でもそうだと思うが、新しい庭を手にしたら、花でいっぱいにしたいと夢見るのが常。本の写真や、園芸店の花々に心奪われ、苗や種を買い込み、それなりに、自分の頭の中で花園を構想して、庭の土を掘り起こす日々。 しかし、やがて、自然と生き物相手、そう簡単に思い通りにならない事を思い知らされる。 日陰の庭に植えたカモマイルは、力なく伸びるばかりだし、いつも湿っている土は、デルフィニュームの青い花を拝ませてはくれない。 ここに引越して10年余り、試行錯誤の上、土地に合ったものを上手くコーディネイトするのが、一番と悟った。コレは、長いガーデニング経験のたまもの。 私の庭は、緑豊かな、しっとり静かで、優しい香りのシェードガーデン。 今年が最後なのは、やはり、さびしいかな。 すいかずらの花を摘んで、紅茶に入れて、無情の雨にうたれる薔薇を眺めて・・・・ #
by madokae
| 2005-06-04 15:01
| ガーデニング
紹介してもらった工務店の社長は(と言っても30代)、フランスに茶室を建てに行っていて、年内は帰らないと言う。
そこで、設計士の人と、材木屋のご主人と会うことに。(去年の秋のことです。) その日は、旦那が都合悪く、私一人で会うことになり、ちょっと、ドキドキ。 待ち合わせ場所は、材木置き場にある事務所ということでしたが、行ってみて、びっくりしました。 広い敷地に、ところ狭しと積み上げられた、大きな板材が、壁のようになっています。 松、檜、杉、栗・・・! 元来、どんなものでも材料や道具っていう物が、無条件に大好きな私は、圧倒されるやら、興奮するやら、ますます、ドキドキしてしまいました。 材木屋のご主人Kさんは、本などで、顔は知っていました。 私よりは少し上の世代で、材木の事ならお任せ、ただ者ではないという感じを漂わせながらも、ざっくばらんな口調で、人望を集めるタイプ。木が大好きで、こんなに材木、集めちゃいましたって感じの人。大学は、油絵科だったという。 設計士のO君は、30歳そこそこ。まだ、修行中って感じで、言葉少なく、ちょっと頼り無いけど、仕事対しては、プライドを持っている事を感じさせる。 国内産の無垢の木で、伝統工法の家。というのが彼等のコンセプト。 HPや本で、下調べをしていた私は、自分達の予算で、果たして、現実するかというのが、最大の疑問でした。 しかし、Kさんは、あっけなく出来るというのです。ただし、壁塗りは、施主である私達がするというのが、最低条件だと言うのです。 施行には、最低6ヶ月かかり、今、何軒か抱えているので、来年の夏頃からの施行になるだろうとも言われました。(と言うことは、引越は再来年?) 正直、無理じゃないかと思っていた私は、嬉しいかも!と思いつつも、旦那や、大工のお父さんの反応が、気になって来ました。 同じ予算で、メーカーの家なら、それなりの設備、広さの家が、3ヶ月もあれば、建つのですから。(つづく) 写真は、後に見せてもらった、この工務店が建てた、荒壁造りの別荘です。 #
by madokae
| 2005-06-04 14:14
| 伝統工法の家づくり
|
by madokae
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